【体験談】愛犬とのワーケーションは楽しい?大変?リアルな経験談と成功のコツ
愛犬とのワーケーション、それは特別な時間
リモートワークが浸透し、働き方の選択肢が広がったことで、「愛犬と一緒に旅をしながら仕事ができたら」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もWebデザイナーとして働く中で、その夢を抱き、実現しました。
愛犬とのワーケーションは、確かに素晴らしい体験です。しかし、通常のワーケーションとは異なる準備や配慮が必要となる点も多くあります。「楽しそうだけど、実際どうなの?」「仕事と犬のお世話、両立できるの?」といった疑問や不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、私自身の愛犬とのワーケーション経験に基づき、リアルな視点からその楽しさと大変さ、そして成功させるための具体的なコツをお伝えしたいと思います。初めて愛犬とのワーケーションを計画されている方、あるいはこれから検討したいと考えている方の参考になれば幸いです。
愛犬とのワーケーション、場所選びが最大の鍵
愛犬とのワーケーションで最も重要になるのが、滞在先の選び方です。通常のペット同伴旅行以上に、「仕事環境」と「愛犬にとっての快適さ」の両立を考える必要があります。
私が重視したポイントは以下の通りです。
- ペットフレンドリーな宿泊施設: 単に「ペット可」だけでなく、室内のフリースペースの可否、犬用アメニティの有無、同伴できるエリア(食事場所など)を確認しました。貸別荘や一棟貸しの宿は、周囲を気にせず過ごせるため、犬にとってもリラックスしやすい傾向があります。
- 仕事に適した環境: Wi-Fiの安定性、電源の確保、作業スペースの有無はもちろんのこと、犬が同じ部屋にいても集中できる静かな環境かも考慮しました。犬が物音に敏感な場合は、個室が多い施設や周囲に他の宿泊者が少ない施設が適しています。
- 周辺の散歩環境: 毎日の散歩は欠かせません。安全に散歩できる場所(公園、遊歩道、河川敷など)が近くにあるか、交通量の多い道路に面していないかなどを調べました。
- 万が一に備えた環境: 滞在先から車で移動可能な範囲に動物病院があるかも、事前に確認しておくと安心です。
実際に利用したのは、少し郊外にある一棟貸しの貸別荘でした。敷地内にドッグランがあり、室内も犬が自由に動けるスペースが十分に確保されていました。Wi-Fiも良好で、ダイニングテーブルが仕事スペースとして十分に使え、周囲に民家も少なかったため、犬が多少物音に反応しても気にならない環境でした。
仕事と愛犬のお世話、両立のリアル
ワーケーション中は、通常の仕事に加えて愛犬のケア時間が加わります。私の場合は、以下のような工夫で両立を目指しました。
タイムスケジュールの調整
- 朝活の活用: 愛犬の朝の散歩を済ませた後、犬が落ち着いている早朝に集中力の必要なタスクを終わらせるようにしました。
- 休憩時間の有効活用: 通常の休憩時間に加えて、愛犬との遊び時間や短い散歩を取り入れました。気分転換になり、犬も喜ぶので一石二鳥です。
- 会議時間の配慮: オンライン会議がある時間は、愛犬が落ち着いていられるように、直前にしっかりと散歩や遊びをさせておいたり、お気に入りのおやつを与えたりしました。それでも時々物音に反応することもありましたが、事前に同席者にペットがいることを伝えておくと、お互いに気持ち良く過ごせます。
環境整備とツール活用
- 慣れた環境を作る: 愛犬が普段から使っているベッドやおもちゃを持参し、滞在先でも安心できる空間を作ってあげました。
- 見守りツールの活用: 短時間だけ部屋を空ける可能性がある場合や、オンライン会議中に愛犬の様子を確認したい時には、ペット用見守りカメラが役立ちました。
最初は、犬が慣れない環境で落ち着かず、仕事中に鳴いてしまうこともあり、正直大変だと感じる瞬間もありました。しかし、犬のペースに合わせて休憩を挟んだり、仕事の合間にしっかりとコミュニケーションを取ったりすることで、次第に犬も環境に慣れ、私も安心して仕事に集中できるようになりました。
経験してわかった、愛犬とのワーケーションを成功させるコツ
私の体験から、愛犬とのワーケーションをより良いものにするための具体的なコツをいくつかご紹介します。
事前準備を怠らない
- 愛犬の健康チェック: 出発前に動物病院で健康状態をチェックしてもらい、必要な予防接種などが済んでいるか確認しましょう。
- 持ち物リストの作成: 普段使い慣れているもの(フード、おやつ、食器、ベッド、おもちゃ、リード、排泄物処理グッズ、常備薬など)に加え、滞在先によってはケージやクレートが必要か確認し、リストアップして忘れ物がないようにしましょう。
- 施設のルール確認: ペット同伴に関する詳細なルール(頭数制限、犬種制限、予防接種証明の要否、滞在中の注意点など)を事前にしっかりと確認してください。
愛犬のペースを第一に考える
ワーケーション先での仕事や観光に夢中になりすぎず、愛犬の体調や気持ちを常に気にかけてあげることが大切です。慣れない場所でのストレスを最小限に抑えるため、無理のないスケジュールを組みましょう。
周囲への配慮を忘れない
ペット同伴可能な施設であっても、他の宿泊者や近隣住民への配慮は不可欠です。無駄吠えを防ぐ、指定された場所以外に立ち入らせないなど、マナーを守って利用することが、今後もペット同伴可能な施設が増えていくためにも重要です。
万が一の備え
前述の動物病院の確認に加え、迷子札を必ず装着させる、リードから絶対に離さないなど、基本的な安全対策を徹底してください。
まとめ:大変さの中に大きな喜びがある
愛犬とのワーケーションは、通常のワーケーションに比べて計画や準備に手間がかかり、滞在中も愛犬への配慮が必要です。仕事に集中しきれない瞬間や、予期せぬ出来事に見舞われることもあるかもしれません。
しかし、それ以上に、愛犬と常に一緒にいられる喜び、美しい景色を一緒に眺める時間、新しい場所で共に過ごす特別な体験は何物にも代えがたいものです。仕事の合間に愛犬の寝顔を見て癒やされたり、普段と違う散歩道で発見があったり、共に過ごす時間が仕事のモチベーションを高めてくれることもあります。
初めての愛犬とのワーケーションは、試行錯誤の連続かもしれません。ですが、この記事でご紹介したポイントやコツを参考に、しっかりと準備をして臨めば、きっと愛犬にとっても、そしてあなたにとっても、忘れられない素晴らしい体験になるはずです。ぜひ、愛犬との新しい働き方・過ごし方にチャレンジしてみてください。