【体験談】梅雨時期に快適ワーケーション!天候に左右されない場所選びと過ごし方のリアル
梅雨時期のワーケーションは「あえて」の選択肢?
リモートワークが日常となった今、気分転換や生産性向上を目的としたワーケーションへの関心が高まっています。しかし、「梅雨時期のワーケーションって、雨ばかりで楽しめないのでは?」と躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。確かに天候に左右される側面はありますが、実は梅雨時期だからこその魅力や、雨でも快適に過ごせる場所、工夫次第で仕事もリフレッシュも両立できる方法があります。
今回は、実際に梅雨時期にワーケーションを体験した私の視点から、天候に左右されない場所選びのポイントや、雨の日のリアルな過ごし方についてご紹介したいと思います。初めてのワーケーションで漠然とした不安を感じている方、特にWebデザイナーのように室内での作業が中心で、梅雨のジメジメした時期に気分転換を図りたいと考えている方の参考になれば幸いです。
なぜ梅雨時期にワーケーションを試したのか
私が梅雨時期にワーケーションを計画したのは、いくつかの理由がありました。
まず、梅雨時期はどうしても気分が沈みがちで、在宅での仕事効率が落ちやすいと感じていたためです。環境を変えることで、停滞感を打破したいという思いがありました。
次に、比較的旅行者が少なくなる時期であるため、落ち着いた環境で過ごせるのではないかと考えたからです。人気の観光地でも、この時期なら予約が取りやすく、静かに仕事に集中できる可能性が高いと感じました。
そして、「雨だから」と諦めるのではなく、「雨でも楽しめる場所」を選べば、普段とは違う発見があるかもしれない、という期待もありました。
梅雨時期のワーケーション場所選びのポイント
梅雨時期のワーケーション先を選ぶ上で、私が特に重視したのは以下の点です。
1. 室内施設が充実しているか
雨の日でも快適に過ごせるよう、ホテルや宿の館内施設が充実しているかをチェックしました。温泉や大浴場、ライブラリースペース、屋内で楽しめるアクティビティ(卓球やビリヤードなど)、カフェやバーなどが備わっていると、雨の日でも飽きずにリフレッシュできます。私が滞在した施設には、源泉かけ流しの温泉と、地元の書籍が並ぶ落ち着いたラウンジがあり、これが大変役立ちました。
2. 移動手段と周辺環境
もし雨でも少し外に出たい場合や、食事などで外出が必要になった場合に備え、公共交通機関でのアクセスが良い場所や、宿の周辺に徒歩圏内で楽しめる飲食店やショップがあるかどうかも考慮しました。また、雨に濡れずに移動できるような、アーケードのある商店街や、駅直結の施設なども魅力的です。
3. 仕事環境の快適さ
これは梅雨時期に限らず重要ですが、ネット環境(Wi-Fiの安定性)と作業スペースの快適さは最優先事項です。加えて、湿度が高い時期なので、エアコンや除湿機の有無など、室内の空気環境にも注目すると良いでしょう。私は湿気が苦手なので、部屋の除度が調整できるかどうかも確認しました。
4. 万が一の「引きこもり」も楽しめるか
最悪の場合、ずっと宿の中にいることになっても楽しめるかどうか、という視点も持ちました。景色が良い部屋、読書や動画視聴が快適にできるスペース、美味しい食事が宿内で完結できるかなどです。私が選んだ宿は、大きな窓から雨に濡れる緑を眺められる部屋で、これがかえって落ち着きをもたらしてくれました。
雨の日のリアルな過ごし方:仕事とリフレッシュの両立
実際に梅雨時期のワーケーションで、雨の日をどのように過ごしたかご紹介します。
午前:集中して仕事に取り組む
雨音をBGMに、午前中は集中して仕事に取り組みました。外の誘惑が少ないため、かえって作業に没頭しやすいと感じました。特に締め切りが近いタスクや、集中力が必要なコーディング作業などをこの時間に充てました。宿の部屋のデスクだけでなく、ラウンジのソファスペースなど、場所を変えながら作業するのも気分転換になりました。
昼食:地元の美味しいものを楽しむ
お昼は、宿のレストランで地元の食材を使った料理をいただいたり、雨の中を少し歩いて、気になっていた評判のカフェや定食屋さんで食事をしました。雨の日でも、美味しいものを食べる時間は大きな楽しみになります。
午後:仕事の合間にリフレッシュ
午後の仕事の合間や休憩時間には、館内の施設を利用しました。温泉にゆっくり浸かったり、ラウンジで本を読んだり、普段自宅ではなかなかできないリフレッシュ方法を取り入れました。少しの晴れ間が見えたら、宿の敷地内を散策したり、近所の小さな神社にお参りに行ったりもしました。
夕食〜夜:雨ならではの楽しみ方
夕食は、宿で提供される本格的な会席料理を堪能したり、近くの居酒屋で地元の人たちとの会話を楽しんだりしました(濡れない範囲で)。夜は、部屋で雨音を聞きながら、普段見ない映画を見たり、持ち込んだボードゲームで遊んだりと、インドアならではの過ごし方を満喫しました。宿によっては、夜に雨が幻想的な雰囲気を作り出すライトアップなどをしている場所もあり、それもまた魅力でした。
梅雨時期ワーケーションのメリットと注意点
体験を通して感じた梅雨時期ワーケーションのメリットと注意点は以下の通りです。
メリット
- 落ち着いた環境: 旅行者が少なく、静かに過ごせる。
- 予約の取りやすさ: 人気の宿でも予約が比較的容易。
- 宿の料金: 時期によっては通常より安価な場合もある。
- 集中しやすい: 外の誘惑が少ないため、仕事に集中しやすい。
- 新たな発見: 雨だからこそ楽しめる場所や過ごし方を見つけられる。
注意点
- 天候リスク: 大雨による交通機関の乱れや、予定していたアクティビティの中止の可能性。常に最新の気象情報を確認することが重要です。
- 湿気対策: 部屋や持ち物の湿気対策が必要な場合があります。除湿機能付きエアコンや、衣類乾燥機などがあると便利です。
- 気分転換の工夫: 外出が難しい場合、室内での気分転換方法を事前に考えておくことが大切です。
まとめ:雨を味方につけるワーケーション
梅雨時期のワーケーションは、事前に天候への備えと、雨でも楽しめる場所選びをしっかり行うことで、十分に快適で有意義なものになります。むしろ、外の誘惑が少ない分、仕事に集中しつつ、室内でのリフレッシュ方法を充実させることで、普段とは違うワーケーション体験ができるかもしれません。
雨音を聞きながらの作業は意外と心地よく、温泉で体を休めたり、美味しい食事で英気を養ったりと、心身ともにリフレッシュすることができました。梅雨のジメジメした気分を吹き飛ばすためにも、あえてこの時期にワーケーションを計画してみるのも良いのではないでしょうか。
初めてのワーケーションで梅雨時期を検討されている方も、この記事が少しでも参考になれば幸いです。天候に左右されず、ご自身に合ったワーケーションの楽しみ方を見つけてください。