【体験談】初めてのワーケーション場所はどう選ぶ?選定基準と実体験
はじめに:初めての場所選びは誰でも迷うものです
ワーケーションを始めたいと考えているものの、「いったいどこに行けば良いのだろう?」と場所選びで立ち止まってしまう方は少なくないのではないでしょうか。インターネットで検索すると様々な場所の情報が出てきますが、何から手をつければ良いか分からず、結局一歩を踏み出せない、というお話をよく聞きます。
私も初めてワーケーションを計画した際には、同じように悩みました。理想的な環境で仕事も捗り、リフレッシュもできる場所を見つけるのは、簡単ではないと感じたものです。
この記事では、私の実体験に基づき、初めてのワーケーション場所を選ぶ際にどのような基準で検討し、どのように決めたのかをご紹介します。具体的な選定ポイントと、実際に滞在して感じたこと、そしてこれからワーケーションを始める皆様へのヒントをお伝えできれば幸いです。
私がワーケーション場所選びで重視した3つの基準
ワーケーションの目的は「働く」ことと「休暇を過ごす」ことの両立です。そのため、場所選びにおいても、仕事のしやすさとプライベートの充実度、双方のバランスを考慮する必要があります。私が特に重視したのは、以下の3つの基準でした。
-
快適な仕事環境:
- 安定したインターネット接続: これは最も重要でした。リモートワークが基本ですから、オンライン会議や大容量ファイルのやり取りに支障がない速度と安定性は必須です。予約サイトのレビューや施設の公式サイトでWi-Fi環境について確認しました。
- 十分な電源と作業スペース: ノートPCやスマートフォンの充電はもちろん、長時間作業しても疲れないデスクと椅子の有無も確認しました。特にデスクワーク中心の私にとって、快適な作業姿勢を保てる環境は生産性に直結します。
- 静かで集中できる環境: 周囲の音や人の出入りが少ない、集中しやすい環境を選びたいと考えました。個室タイプの宿泊施設や、ワーケーションプランを提供している施設に注目しました。
-
魅力的な周辺環境:
- 気分転換できる場所: 仕事の合間や終了後に散策したり、自然に触れたりできる場所が近くにあるかどうかも重要なポイントでした。海、山、温泉、歴史的な街並みなど、自分がリフレッシュできる環境を選びました。
- 食事がしやすい環境: 自炊するか外食するかによっても変わりますが、周辺にスーパーやコンビニがあるか、美味しい飲食店があるかなども考慮しました。長期滞在の場合は特に、食事の選択肢が豊富な方が飽きずに過ごせます。
- アクセス: 自宅からの移動時間や交通手段も現実的に検討しました。あまりに遠すぎたり、乗り換えが複雑だったりすると、移動だけで疲れてしまい、ワーケーション本来の目的を果たせなくなる可能性があります。
-
予算とコストパフォーマンス:
- 宿泊費の目安: 自分の予算内で滞在できる施設を探しました。ワーケーションプランを利用すると、通常よりもお得に利用できたり、特定のサービス(作業スペースの提供など)が付帯したりすることがあります。
- 滞在中の総費用: 宿泊費だけでなく、食費、交通費、アクティビティ費用なども含めた総費用を想定しました。予算を明確にしておくことで、場所を絞り込みやすくなります。
私の最初のワーケーション場所選びと実体験
私が初めてのワーケーション先に選んだのは、都心から電車で2時間ほどで行ける海辺の街でした。上記の基準に基づき、以下の点を確認して決めました。
- 仕事環境: 個室タイプの宿泊施設で、全室Wi-Fi完備、デスクと椅子も写真で確認済みでした。実際に滞在してみると、Wi-Fiは期待通り安定しており、オンライン会議も問題なく行えました。デスクは十分な広さがあり、長時間作業も快適でした。窓からは海が見え、休憩中に景色を眺めることで気分転換にもなりました。
- 周辺環境: 宿から歩いてすぐの場所に砂浜があり、朝の散歩や仕事終わりに夕日を眺めることができました。近くには地元で獲れた魚介類を提供する飲食店や、小さなスーパーもあり、食事にも困りませんでした。都心からのアクセスも良く、移動の負担も少なかったです。
- 予算: ワーケーション応援プランを利用することで、通常の観光目的での宿泊よりもお得に滞在できました。地元の飲食店を利用したり、スーパーで食材を買って軽く自炊したりすることで、食費も抑えられました。
実際に滞在してみて感じたのは、事前の情報収集の重要性と共に、実際に体験して初めて分かることもある、ということです。例えば、Wi-Fiの速度は速くても、時間帯によっては利用者が集中して遅くなる可能性があること、近くのカフェの営業時間など、事前に調べきれない情報は現地で確認することになります。
場所選びで「失敗」を避けるためのヒント
初めての場所選びでは、完璧を求めすぎないことも大切かもしれません。私の経験から、これから始める方へのヒントをいくつかご紹介します。
- 短期間から試してみる: 最初から長期滞在するのではなく、まずは週末+平日数日といった短期間で試してみるのがおすすめです。もし場所が合わなくても、すぐに移動できますし、次のワーケーションに活かせる学びが得られます。
- 具体的な目的を定める: 「仕事に集中したい」「リフレッシュしたい」「特定の体験をしたい」など、ワーケーションで何を最も重視したいのかを明確にすると、場所選びの基準が定まりやすくなります。
- 情報源を複数利用する: 宿泊予約サイトのレビューだけでなく、ワーケーションに特化した情報サイトや個人の体験談ブログ、SNSなども参考にすると、よりリアルな情報が得られます。可能であれば、事前に施設に問い合わせてみるのも良いでしょう。
- 完璧な場所はないと理解しておく: どんな場所にもメリット・デメリットがあります。自分が最も譲れない条件(例:ネット環境だけは絶対!)を決め、それ以外の点は多少妥協することも必要かもしれません。
まとめ:あなたにとっての最適な場所を見つける旅へ
初めてのワーケーション場所選びは、少し手間がかかるように感じるかもしれません。しかし、ご自身の仕事のスタイルや休暇の過ごし方、そして「そこで何を得たいか」をじっくり考える良い機会でもあります。
私の体験談が、皆様の場所選びの一助となれば幸いです。今回ご紹介した基準やヒントを参考に、ぜひあなたにとって最適なワーケーション先を見つけて、働き方と暮らし方の新しい可能性を体験してみてください。
慣れてくれば、季節や目的に合わせて様々な場所を選べるようになり、ワーケーションの幅がさらに広がるはずです。応援しています。