【体験談】夫婦でワーケーションに挑戦!仕事の集中とプライベートのバランスを両立したリアルな体験談
リモートワークが普及し、働き方が多様化する中で、「夫婦やカップルでワーケーションを試してみたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。一人でのワーケーションとはまた異なる魅力がある一方で、二人だからこその課題や計画の立て方があります。
この記事では、実際に夫婦でワーケーションを体験した私のリアルな経験談に基づき、仕事の集中と二人の時間のバランス、場所選びのポイント、そしてメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。これからパートナーとのワーケーションを計画されている方の参考になれば幸いです。
なぜ夫婦でワーケーションを選んだのか
私たちが夫婦でワーケーションを考え始めたのは、二人ともフルリモートで働いていることがきっかけでした。日頃から自宅で一緒に仕事をしているため、場所を変えても大きな環境の変化はないだろうという安心感があったのです。
加えて、旅行は好きだけれど、それぞれ仕事のスケジュールがあり、まとまった休みを取るのが難しいという事情もありました。ワーケーションであれば、仕事をしながらも非日常の空間で過ごすことができるため、「旅行気分を味わいながら、いつもと違う環境でリフレッシュしたい」という思いで挑戦することにしました。
場所選びのポイントと滞在先のレビュー
夫婦でのワーケーションで最も重要だと感じたのが「場所選び」です。お互いの仕事内容や集中スタイルが異なるため、単に景色が良い、食事が美味しいといった理由だけでなく、仕事環境をどう確保できるかが鍵となります。
私たちが場所を選ぶ上で重視したポイントは以下の通りです。
- 安定したネット環境: 二人同時にオンライン会議に参加することもあるため、高速で安定したWi-Fiは必須でした。
- 十分な作業スペース: それぞれが快適に作業できるデスクや椅子があるか、必要であれば別々の場所で作業できるスペースがあるかを確認しました。
- 滞在中の過ごしやすさ: 食事の準備、洗濯、リラックスできる空間など、長期滞在を見据えた設備やサービスがあるかも考慮しました。
- 周辺環境: 仕事の合間や終業後に気軽に散策したり、リフレッシュできる場所があるかも大切でした。
実際に滞在したのは、少し広めのキッチン付きコンドミニアムタイプの施設です。部屋に大きめのダイニングテーブルがあり、そこを共有のワークスペースとして利用しました。
- 仕事環境:
- Wi-Fiは比較的安定しており、二人同時にオンライン会議に参加しても問題ありませんでした。
- ダイニングテーブルは広々としており、二人並んで作業しても十分なスペースがありました。ただ、完全に集中したい時は、一人が寝室の小さなデスクを使うなどして工夫しました。
- 電源タップは多めに持参して正解でした。
- 周辺環境:
- 海岸や公園が近くにあり、仕事の合間に散歩に出て気分転換ができました。
- コンビニやスーパーも徒歩圏内にあり、自炊も容易でした。
- 滞在費目安:
- 1週間程度の滞在で、一人当たりの宿泊費は通常の旅行よりも抑えられました。外食を減らし自炊中心にしたことも費用を抑える要因になりました。
この施設は仕事環境とリフレッシュできる周辺環境のバランスが良く、夫婦それぞれが集中できる時間と、一緒にリラックスできる時間の両方を確保しやすいと感じました。
仕事と二人の時間のバランスの取り方
夫婦ワーケーションの醍醐味であり、同時に難しさでもあるのが「仕事と二人の時間のバランス」です。私たちは以下の点を心がけました。
- 事前のスケジュール共有: その日の仕事の予定(会議、集中したいタスクなど)を朝に共有し、お互いの動きを把握するようにしました。「何時から何時までは集中タイム」といった共通認識を持つことで、不要な声かけを減らすことができました。
- 柔軟なタイムマネジメント: 現地の状況やその日の気分に合わせて、仕事時間や休憩時間を柔軟に調整しました。例えば、午前中に二人で散歩してから仕事を始めたり、午後の早い時間に仕事を切り上げて一緒に観光に出かけたりしました。
- 「一緒にいる時間」と「一人の時間」の意識: 同じ空間にいても、お互いが仕事に集中している時間は邪魔をしない、という暗黙のルールを設けました。また、読書や散歩など、それぞれが一人で過ごしたい時間も大切にしました。
- 終業後の切り替え: 仕事が終わったら「お疲れ様!」と声をかけあい、仕事モードからプライベートモードに切り替えることを意識しました。一緒に料理をしたり、テレビを見たり、外に食事に行ったりと、二人で過ごす時間を積極的に作りました。
常に一緒にいるからこそ、お互いの「集中したい」「休憩したい」「一人になりたい」といったサインを察知し、尊重し合うことがスムーズな両立の鍵だと感じています。
夫婦ワーケーションならではの課題と解決策
夫婦でワーケーションを体験して、いくつかの課題も見えてきました。
- 仕事環境の共有: 一つの空間で二人同時にオンライン会議をする際は、声が干渉しないように時間帯をずらしたり、イヤホンをつけたりする工夫が必要でした。完全に集中したい場合は、一方のパートナーがカフェやコワーキングスペースを利用することも検討すべきだと感じました。
- 生活リズムの調整: それぞれの仕事の進捗や疲労度によって、生活リズムがずれることがあります。相手のペースを尊重しつつ、共通の食事時間やリフレッシュ時間は合わせるなど、柔軟な調整が必要でした。
- プライベート空間の確保: 常に一緒にいることで、一人になりたい時にどうすれば良いか戸惑うこともありました。広い部屋を選んだり、散歩など一人で外出する時間を作ったりすることで、解決できます。
これらの課題は、事前の話し合いと、現地での柔軟な対応である程度乗り越えることができると感じています。
夫婦ワーケーションのメリット・デメリット
私たちの体験から感じた、夫婦ワーケーションのメリットとデメリットをまとめます。
メリット:
- 安心感と協力: 不慣れな土地でもパートナーがいる安心感があり、移動や食事の準備、トラブル発生時などに協力し合えます。
- 費用分担: 宿泊費や交通費などを分担することで、一人当たりの費用を抑えられる場合があります。
- 一緒にリフレッシュ: 仕事の合間や終業後に、すぐにパートナーと一緒に観光やアクティビティを楽しめます。感動や発見を共有できるのは大きな喜びです。
- お互いへの理解促進: パートナーがどんな場所で、どんな風に仕事をしているのかを間近で見られることで、お互いの仕事への理解が深まります。
デメリット:
- 仕事への集中: パートナーが近くにいることで、ついつい話しかけてしまったり、気が散ってしまったりする可能性があります。
- プライベート空間の少なさ: 常に一緒の空間で過ごすため、一人になりたい時に物理的に距離を取るのが難しい場合があります。
- 計画の調整: 二人の希望や仕事のスケジュールを調整する必要があり、計画段階で時間がかかることがあります。
まとめ:夫婦ワーケーションを成功させるには
夫婦やカップルでのワーケーションは、一人とは異なる楽しさや発見があり、工夫次第で仕事の生産性を維持・向上させながら、パートナーとの関係を深める素晴らしい機会になり得ます。
成功させるための鍵は、何よりも「事前の話し合い」と「柔軟性」です。お互いの仕事のスタイル、ワーケーションに期待すること、現地での過ごし方、費用分担、仕事とプライベートのバランスなど、事前にしっかり話し合っておくことで、現地での不要な摩擦を減らすことができます。また、計画通りにいかないことがあっても、二人で協力して柔軟に対応する姿勢が大切です。
ぜひ、パートナーと話し合いながら、二人にぴったりのワーケーションを計画してみてください。きっと、仕事にもプライベートにも良い刺激が得られるはずです。この記事が、あなたのワーケーション計画の一助となれば幸いです。